京都牝馬S、ダイヤモンドS、京都記念、共同通信杯回顧

京都牝馬S

イベリスが久々の重賞勝利。
結果的に1，2着馬は阪神1400で好タイムを持ってる馬だったという感じで、想定時一番人気だったギルテッドミラーとの馬連がこんなにつくのは美味しかったと言えるでしょう。
で、イベリスはやっぱり阪神カップ6着で、先着許した馬はダノンファンタジー、マルターズディオサ、インディチャンプ、サウンドキアラ、クロノガウディーですからここでは勝って当然でしょう。
前走から復調したようにも見えるのですが、個人的に1200でもやれるんじゃないかと思ってるので、高松宮記念とかにも挑戦してみる価値はあるかと思います。

2着ギルデッドミラーはここ3走と違ってぴたっと折合いがついてて、こりゃ馬券圏内来るのが確信できました。
1400で好タイム持ってるのでマイルとかでも楽に追走できちゃう故に、マイルで外枠だと引っかかるリスクが高いというのがネック。
逆にNHKマイルCのようにマイルでも内枠引ければもっと走れるポテンシャルはあると見ます。
賞金加算できたのは大きく、1400あたりで賞金を上積みながら気性の成長でマイルを狙うくらいがいいかと思います。

ブランノワールやアイラブテーラーははまった感がありますけど、この2頭は展開待ちの面はあるので、次人気するようなら狙いたくないですね。
シャインガーネットはこっちが引っかかるんかいという感じで、おまけにイベリス捕まえに積極的にいって最後捕まるという結果に。
最後止まったのはかかったからというのが理由と思いますけど、もしかして坂苦手？という可能性は頭の片隅においた方がいいかもしれません。
それにしてもオルフェーヴル産駒、東西重賞ともに2，5着という不思議な結果です。

ダイヤモンドS

グロンディオーズが初重賞制覇。斤量の恩恵は見られたかと思いますが、馬がようやく軌道に乗ってきたのはあるでしょう。
少なくとも3～5着馬比較で見れば他の長距離重賞でもやれるでしょう。
時計面でも悪くないと思います。
2着のオーソリティは力のあるところを見せましたし、ほんと東京だと崩れません。
最後も止まってる訳でもないので、スタミナはあるのは間違いなくこの後は天皇賞春で右回りがどうなのかをもう1回確認してみる価値はあるでしょう。
ナムラドノヴァンは斤量の恩恵合ったとはいえ長距離重賞でもやれるところは見せたかと。出遅れが痛かったですね。

5着のヒュミドールは54キロだったら・・と思える結果ですが、序盤位置を取り過ぎだったかと。直線手前ではオーソリティとの馬連取れたと思いましたが・・
終始オーソリティに外からブロックされて、スムーズな競馬が出来ない位置になってというのはやや不満な騎乗。
ただ、最後止まってるのみるとスタミナは上位2頭よりもないですし、長距離は向いていない。
アルゼンチン共和国杯や目黒記念ならば本命打ちたいと思いますし、去年の3勝クラスの勝ち方がすごくて今年期待しているので次も狙いたいと思います。

共同通信杯

エフフォーリアが3連勝で重賞初制覇。横山武史のガッツポーズが決まっていました。
1800がどうかと見ましたが、このメンバーで着差付けたのは評価していいでしょう。
機動性は評価していいので、東京じゃないとダメという感じではないですし、
この勝ち方はクラシックで馬券になる共同通信杯勝ち馬だと思います。
このコンビで少なくともダービーまではいってもらいたいです。
にしてもこの血統シンボリクリスエスやらハーツクライと父含めてやたらダービー2着馬が多く見えますが果たして・・
三浦は所属厩舎なのにこの馬乗れないという時点で持ってないですし、ノーザンの序列的にも横山武史の方が上になってるような印象です。

2着のヴィクティファルスは素質あるところを見せたと思います。
ディープだけ買っときゃいいという馬場とは変わってるかなという印象で、今日含めてオルフェーヴルとかハーツクライの方が来てる印象です。
松山はとにかく重賞で買っておいた方がいいという感じで、きっちり賞金積ませてるのは一皮ふた皮向けた感があります。
3着シャフリヤールは外枠がきつかったと思いますね。
アルアインよりは距離もちそうな走りをしていますが、ここで賞金稼げないとなるとダービー狙いもありかもしれません。
キングストンボーイは出遅れからよく走ってますが、距離はマイルぐらいの方がいいかもしれません。
ステラヴェローチェは57キロ背負っていたとはいえ思ったより切れなかったかと。
瞬発力勝負じゃ分が悪いのもありますし、前が塞がりかけてエンジンかかるの遅れた感じで、
距離が持たないということは最後伸びてたの見たらなさそうです。2着とも僅差ですし。
ただ、ここで連絡みできずに負けた馬からクラシックで来たの最近だとダノンバラードぐらいしか思いつかないので、この負けをどう見るかは難しいです。

京都記念

ラブズオンリーユーが久々の重賞制覇。
阪神はタイムが出ていて、割と去年のエリザベス女王杯に近いような感じでしたので、
ラッキーライラックとサラキアが引退した状況でG2なメンバーならここは勝って当然かと。
有馬記念の負けが今ひとつ腑に落ちないので完全復活かというとやや怪しさもあるかと思いますが、
阪神2200がベストっぽいのでこの走りができればエリザベス女王杯とかならチャンスはあるでしょう。
ステイフーリッシュはまた2着で、ここまで重賞で2,3着繰り返す馬もなかなかいないという感じがします。
ただ、年を経るにつれて力付けてる感じはするので、いずれG2は勝てるかもしれません。
ダンビュライトもこのメンバーと条件で来たという感じで、G2で条件揃ったときに買うのがいいでしょうね。
ダンスディライトは馬場と展開がきつかったですし、時計が速すぎた印象。
とはいえ重賞馬に先着しているあたり、時計勝負ならなければ重賞でもやれると思います。
ワグネリアンは手術明けとはいえ着実にマカヒキの後を追っている感じがあり、次が大阪杯とかでも狙えないでしょう。