決定的なシュートを外すとえてしてカウンター一発で沈むというサッカーの試合に例えれそうな、
去年と今年の一連の流れだったような気がする。
オルフェーヴルは間違いなく凱旋門賞を勝つ力があった馬だと思う。
しかし、今年はトレブが余りにも強すぎた。
仮にもう少しスタートがよかったとしても、
斤量差等も加味して直線で突き放されていただろう。
エルコンドルパサーの時のモンジューのような存在だ(くしくもその孫らしいが)
今回は余りにも大差をつけられ白旗という感じだ。
チャンスは去年だったということだろう。
有馬記念で引退するらしい。
凱旋門賞は中継局以外でもスポーツニュース内でかなり取り上げられていた。
有馬記念でも同じ程度スポーツニュースで取り上げられるようJRAは努力して、
オルフェーヴル引退レースを盛り上げてほしいと思う。
確実に言えることは日本のトップホースが直近4年で3度2着になっている。
凱旋門を制圧するのは時間の問題だということ。
今後も遠征を続け、日本の競馬を欧州に周知させることは止めるべきではないと思う。
個人的な意見としてはオルフェーヴルと同じステイゴールド×メジロマックイーンのゴールドシップと、
ナカヤマフェスタ同様母系にデインヒルを持っているフェノーメノには是非来年挑戦してほしい。
キズナは武が凱旋門賞でようやくまともに乗った気がするが、
3歳牝馬よりも斤量が有利なのにあそこまで突き放された点と、
最後たれたのを見たら来年はもっと厳しくなるのではないかと思う。
脚質転換しても先行すると伸びない可能性もありそうだし。
となると4歳の強い馬の挑戦に期待したい。
こうも3歳牝馬が有利ならば3歳牝馬が挑戦すればいいのではないかという意見があるかもしれないが、
正直3歳牝馬で通用できそうだったのはブエナビスタと
有馬記念で2着したのを加味してダイワスカーレットぐらいだろう。
ジェンティルドンナは宝塚の負け方を見ると？な気がする。
ウオッカよりは通用する可能性があるとは思うが。
今年の2歳牝馬はウオッカ・ダイワスカーレットの世代よりも強そうな感じがするので、
来年のオークス馬が挑戦するのは面白いかもしれないけど。
