エリザベス女王杯
ラッキーライラックが大外枠になりながらも連覇達成。
タイムも宝塚記念のレコードに迫るものですし、やはりこういう中距離の高速馬場に対応できるという意味でもメンバーの中で一枚上手だったと言えるでしょう。
宝塚記念は馬場、札幌記念はハービンジャー馬場につきるということでしょう。良馬場だったら宝塚もっとやれたんでしょうけど。
早めに抜け出したのはルメールがこの面子なら押し切れるという判断もあったと思うんですよね。
それがぴたっとはまった感じもあるでしょうし、馬もそれに答えたというところでしょう。
おそらく有馬記念がラストランになるかと思いますが、相手はクロノジェネシス、フィエールマンとなりでしょうけど、対戦成績でクロノジェネシスを上回ってるだけにチャンスはあると思います。
とくに有馬で内枠引けばこの馬大阪杯の再現できるでしょうし。
にしても5歳はレベルが高く、ここまでG1勝ってるのは2012年世代以来ともいえそうです。ただ、それが牝馬ばかりなのも特徴的ではありますけど。
サラキアは2走前の小倉がかなり強く、府中牝馬Sは馬場か?とも思えましたが、ここに来て本格化というところでしょう。
ただ、現状は器用な競馬よりは脚を溜めたほうがよくこれが限界という感じもします。
こちらも引退が近いのですが、次の目標はどこかとなりそうです。
ラブズオンリーユーは復調したことは見せましたが、やっぱり牡馬相手にG1勝てるラッキーライラックとは格が違うかなという感じがしました。
やはりエンジンのかかりは遅く、府中牝馬からの好転は距離延長だったと思うのですが、それでもオークスからの成長は同世代の馬と比べても微妙かなという気がしました。
3歳勢はウインマリリンが最先着となりましたが、先行勢をラッキーライラックが片づけた中でよく頑張ったと思います。
秋華賞は休み明けでちょっと普通じゃなかったですし。
ただ、4歳5歳と牝馬は粒ぞろいなだけに3歳牝馬勢は今後苦戦の可能性もありそうです。
リアアメリアは明らかに左回りの方が成績いいので、右回りは評価下げていいかなとみていて思いました。
最後にノームコアですが、スタートよくて誰も逃げず押し出されて仕方なく逃げてダメという風に見えました。
個人的に輸送リスクを懸念していただけにそれもあるかなという気がします。
ただ、札幌記念の強い勝ち方、ヴィクトリアマイルや安田記念の高速馬場実績、2,3着が後方から突っ込んできたという展開になったの見ると、なんで天皇賞秋に出なかったの?ってなるんですよね。
一応ダノンキングリーと同厩ではありますが、馬主は違いますからねぇ・・
福島記念
バイオスパークが初重賞制覇で、池添がオルフェーヴル産駒で全10場制覇となりました。
内枠入ってこの競馬しかない感じでうまく乗ったと思います。
調教怪しいという話を聞いてましたが、戦績的に輸送がどうなのかという風に見えたので輸送を考えての調整だったのでしょう。
馬はやはり函館福島京都と平坦向きでこれが阪神中山あたりでどうかはありますけど、
京都大章典で距離の限界は見えただけに、1800~2200のG3なら狙えるでしょう。
しかし、この馬の馬主さんはバビットとこの馬他数頭レベルですから、今年楽しくて仕方ないでしょう。
ヴァンケドミンゴは酒井学がコメントで残しているように、福島以外でもこなせそうだという印象を持ちました。
一夏超して力をつけているようにも見えますし。
テリトーリアルに関してはいい競馬したと思います。
前がつぶれた中で相当粘ってますし、ローカルG3ならば順番が回ってくるかなと。
デンコウアンジュは錆びついておらず健在ぶりを見せました。
そろそろ引退も見える頃ではありますが、ターコイズSあたりに出てきても無視はできないでしょう。